素人ランナーのランニング考察

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サロマ湖100kmウルトラマラソン当日のレース完走記

最終更新日: 公開日:

2016年6月26日に開催された「第31回サロマ湖100kmウルトラマラソン」

制限時間13時間という僕にとっては厳しい時間の中、なんとか完走することができました。レース当日をひと言で言うなら「寒さとの戦い」

サロマ湖100kmウルトラマラソンの当日の様子をご紹介します。
日付が変わって6月26日(日)の午前0時過ぎから、長い長い1日が始まります。

少し長くなりますが、最後までお付き合いください。

前日の移動の様子はこちら
サロマ湖100kmウルトラマラソン前日の移動と宿泊

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サロマ湖100kmウルトラマラソン全コース体験談

午前0時過ぎ 起床

0時過ぎに目が覚めます。
2:20にホテルのロビー集合だったので、1:00に起きて用意する予定だったけど、目が冴えてしまったのでそのまま起きました。

20時過ぎに寝て4時間程度眠れたからOK。大会の前日はだいたいよく眠れないけど、それで問題はないから不安にはなりません。

ホテルでは

  • おにぎり1個
  • ジャムパン半分

を食べる。

四万十川ウルトラマラソンのときのようなお腹ゴロゴロ状態は避けたかったので、走る前はそれほど食べず、走りながらこまめに補給する作戦で。

シャワーを浴びて完全に目を覚まして、着替えて足底筋膜をサポートする足裏テーピングをします。フルマラソン以上の大会では定番です。
参考:足底筋膜炎に効くキネシオテーピングの巻き方

ここまでは順調だったけど、当日のウェア(格好)でものすごく悩みます。レース当日の天気予報は雨。しかも10℃前後という6月下旬ではあり得ない寒さ。

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最初はTシャツにアームカバー(アームスリーブ)を着けて走ろうと思ったけど、明らかに寒そう。でもウィンドブレーカーを着て途中から暑くなったら?と迷う。

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迷った末「暑くなったら腰に巻いて走ろう」ということで、最初はウィンドブレーカーを着て走ることにしました。ゼッケンはウィンドブレーカーの下の方に付けて、いつでもすぐ脱げるような状態に。

※余談ですが、一緒に走った知人はトレイルが専門なのですが、腰に巻けるぐらいのゴムにゼッケンをホッチキスで付けて、それを腰に巻いて走っていました。なるほど、これならウェアを着たり脱いだりするのも楽だし、ウルトラマラソンのゼッケンはこの方法がよさそうです。

2:30 ホテルパコジュニア北見を出発

2:20にホテルのロビーに集合して2:30に出発。
ホテルの北見市から会場の湧別町までは約60kmで1時間くらい。深夜なので道は混んでないけど、1時間の道のりはまあまあ長かったです。

車の中で

  • サンドウィッチ1個
  • ジャムパン半分

を食べる。

3:30 湧別総合体育館に到着

3時半にスタート地点の湧別総合体育館に到着。車はスムーズに駐車場に停められて、歩いて10分くらいでスタート地点へ。

スタートまで1時間半あるので、ストレッチしたり、トイレにいったり、記念碑の前で写真を撮ったり。

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会場は広々としていて、レース前のスポーツドリンクの給水もあり、アップしたりリラックスしやすい環境。

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しかし、今にも降り出しそうな空。しかもめっちゃ寒い!

ということで体育館に避難するも、考えることは皆同じで人・人・人!

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なんとか奥のほうで座る場所を見つけて、30分くらいリラックスして(ぼ~っとして)過ごします。サロマンブルーの「青いゼッケン」をつけたランナーもちらほらと。

四万十川ウルトラマラソンのときは、和太鼓の演奏あり、たいまつありで幻想的な特別感のある空間だったけど、サロマ湖ウルトラマラソンは明るいこともあり、普通のマラソン大会の延長のような感じでした。もうちょっと特別感を味わいたかったなぁ。。。

スタート30分前に「アミノバイタルパーフェクトエネルギー」を摂取。

4:30 スタート地点に移動

スタート30分くらい前にスタート地点に移動。
スタートはグランドブルー、サロマンブルーのメンバーが先頭で、陸連登録ランナー、一般ランナーと続く感じ。タイムぎりぎりを狙う僕にとって1分1秒もムダにできないから先頭付近がちょっと羨ましい。。。

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スタートを待っている時点でポツリポツリと雨が降り始めます。
少し日差しが見えかけていたけど、結局レース中はほとんど雨が降っている状態。せっかくなら晴れている中走りたかったなー。

saroma_race_07ワラーチで走る人も!これで100kmはすごい!

5:00 サロマ湖100kmウルトラマラソンスタート!!!

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午前5時、いよいよ100kmの道のりがスタート!

一度経験しているだけに、長く苦しい戦いが想像できますが、知人と3人でのスタートだったので気負うことなく自然とレースに入れました。

スタート~20km

スタートからしばらくは湧別町付近を走り、オホーツク海とサロマ湖に挟まれるコースへと続いていきます。事前にわかっていましたけど、サロマ湖が見えるまで結構走るんですよね。

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ポツリポツリ降ってきた雨は、時折強く降ることもあり、ウェアを確実に濡らします。
ウィンドブレーカーなので、風は防ぐけど雨は防げません。雨対策のレインポンチョを持っていたのですが、55km地点のレストステーションに届けてしまうという判断ミス。

前半10kmくらいまでは、キロ6分40秒ペース。

事前の予定ペース配分では、キロ6分15秒でしたが、それは超頑張ったペース。知人と時折会話しながら自然にキロ7分切れていたので、十分合格点です。

10kmくらい走って、ようやく右手にサロマ湖が!

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雨だしモヤッてるしで、あまり見えない(笑)

晴れたら晴れたで暑さに苦しむだろうけど、せっかくなら晴れてキレイなサロマ湖が見たかったー(T_T)

しばらく走ると、右手にサロマ湖、左手にオホーツク海の見えるコースが続いて、いよいよ最初の折り返しポイント「三里番屋の折返し」です。

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ここまで平坦コースでペースもキロ6分20秒~40秒をキープ。なかなか順調な滑り出しでした。

スタート~20kmのタイム 2:13:02

20km~40km

※雨と寒さでランニンググローブをしていたことと、iPhoneをウィンドブレーカーの下にしまっていたこともあり、ここから写真はほとんど撮ってません。ご了承ください。。。

18kmの折返しを過ぎて少し疲れてきたので、20kmのエイドで思い切って2分くらい休憩する。一緒に走ってた知人とはここでお別れです。

エイドのバナナとかを食べて、ゆっくりスポーツドリンクを飲んで休憩。

休憩後に走り出してちょっとすると、右足の甲付近に痛みが発生。練習のときには現れなかった痛みで、走れなくはないけど、気になる痛み。何となく着地を変えてみたりするけど特に変わりません。

ただ、四万十川ウルトラマラソンのときも、足の親指が痺れるという初めてのことが起きたし、「大レースでは普段起きないようなことが起こるものだ」と切り替えて、そのまま走る。

疲れが見え始めたことと、足の痛みもあり、ペースがキロ7分15秒くらいに落ち込む。

30km地点で、気分転換を兼ねて「カフェイン入りのハニースティンガー」を補給。

このハニースティンガーがめっちゃ効いた!

カラダのダルさというか疲れが抜けて、自然とペースが上がります。30km地点から40km地点まではキロ6分ペースで走ることができました。途中で先に行った知人も追い抜かして、グングン進みます。

ハニースティンガーは飲み味が甘ったるいので、走っている最中の補給は敬遠していたのですが、カフェイン効果が僕には効いた!フルマラソン以上の大会では絶対に携帯しようと思った瞬間でした(笑)

33km地点からは国道を走ることになります。
交通規制ができないので、となりを車が走るのですが、ここが走りにくかった。

車も気を遣って徐行してくれるのですが、真横を通ります。そして当日は雨が降っていたので、走るところに大きな水たまりがあったりして、とにかく走りにくかった。おまけに車の水はねがおもいっきりかかったりと、、、ああ、テンション下がる・・・

20km~40kmのタイム 2:15:34

40km~60km

40km過ぎからは、サロマ湖100kmウルトラマラソンのメインとも言える「サロマ湖畔の道」を走ります。車もなく走りやすい。

ただ、40km過ぎからハニースティンガーの効果が切れて、ペースがキロ7分くらいに落ち込みます。まあ、でもここまでかなり貯金ができているので、気にすることなく淡々と走ります。

湖畔に入って少し走ると、キタッ!42.195km地点!

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サロマ湖100kmウルトラマラソンの42.195km地点を示す記念碑。これは写真に撮りたかったので、とりあえずの第一目的達成!タイムも4時間50分くらいと、給水所で結構休憩している割に5時間切れてまずまずのペースです。

ただ、この休憩が後々苦しむことになるのですが・・・

42.195km地点を通過してすぐに、ひとりのサロマンブルーランナーがいました。ちょっとガタイのいいカラダつきで、僕より少し遅いペースで走っていました。

そのサロマンブルーランナーを追い抜くか抜かないかくらいのところで、近くにいたランナーが「鈴木さん、今日はどのくらいで走るんですか?」と話しかけています。

鈴木さん・・・?

サロマンブルーの鈴木さん・・・?

そう、サロマンブルーといえばこの人!ウルトラランナーで最年少でサロマンブルーの称号を獲得した「サロマンブルーランナーの鈴木健司さん」です。

いつも「ギリギリタイムで完走する」ことで有名で、鈴木さんより前を走れば大丈夫、後ろだとちょっとヤバいと、ギリギリ完走を目指すランナーにとっては目標の存在です(笑)

嬉しくなって声をかけたら気さくに応じてくれて
「初めてですか?」
「寒くても汗はかいているので水分補給気をつけてください」
「そのペースなら大丈夫ですよ!」

と、アドバイスを頂きました。

写真もお願いしたら快くOK。

saroma_race_12左に僕がいます

自分の走りも止めて写真を一緒に撮ってくれるなんて、鈴木さんめっちゃいい人!次参加するときもまたお会いしたいなー。

目標としていた鈴木さんに追いついたこともあって、気分が少しラクに。ここからは54.5km地点にあるレストステーションを目標に頑張ります。

50km地点からは、まあまあな坂の起伏があるのですが、歩かずに走り切ることができました。

ただ、脚の具合は大丈夫でしたが、このあたりから寒さが気になってきました。雨に濡れて徐々に体力が奪われていたみたいです・・・

起伏のある道を進むと、ついに54.5km地点のレストステーション。スタート地点で預けた荷物が待つことなく渡されるのはさすがです!

荷物を受け取って、食糧補給。
寒くてカラダが冷えきっていたので「暖かい味噌汁でも飲みたいな~」っと思って探したのですが、ない!味噌汁がない!

いや、味噌汁どころか暖かい飲み物もなかったのですが、考えてみたらサロマ湖100kmウルトラマラソンは初夏の大会。四万十川ウルトラマラソンのイメージでいましたが、普通の年なら暑いくらいの気候なんですよね。。。

とりあえず、おにぎりとパンをもらって食べた後、椅子に座って少し休憩。

受け取った荷物の中から

  • レッドブルドリンク
  • アミノバイタルパーフェクトエネルギー
  • ハニースティンガー
  • 携帯用ハニースティンガー

を取り出して素早く補給。

気温が例年どおりなら、レッドブルが美味しかったはずなのですが、寒さがより一層ひどくなる状態に(笑)

いや、笑い事じゃなくてガタガタ震えて仕方なくなってしまい、かなりツラい状態でした。寒さがひどくて、結局25分近く休んでしまったのですが、それもまた寒さに拍車をかけてしまったみたいですね。

ただ、前日からのお腹ゴロゴロ対策が功を奏したのか、ここまでお腹が痛くなることなく、トイレも一度も行かずに走りに集中することができました。

雨対策&寒さ対策として、レインポンチョをウィンドブレーカーの上から着て、首にタオルを巻いてレストステーションを出発します。

ここからのペースはキロ7分ちょっと。脚も疲れて痛くなっていましたが、それよりも寒さが厳しかったです。

途中で初めてのトイレ休憩をして、65km地点の「魔女の森」を目指します。

40km~60kmのタイム 2:48:11

60km~80km

思い返すと、ここの区間が精神的に一番ツラい区間でした。

走っても走っても寒さがなくならずペースが上がりません。「制限時間、間に合うのか?最低限どのくらいのペースで走ればいいのか?」と不安になります。

しかも途中で30km過ぎに追い抜いた知人に追い抜かれます。しかもかなりのスピードで追いつくこともできません。後で聞いた話しだと、レストステーションで飲んだ「グリーンモンスター」がめちゃくちゃ効いたらしく、60km地点をキロ6分ちょいで走っていたということです。そりゃ追い付けないわけだよ。。。

そんな中、前を見るとひとりの男性ランナーと女性ランナーが並走していました。話しながらいいペースで走って余裕もありそう。男性ランナーが陸連登録ランナーで、女性のペーサーになっている感じでした。

「ここはついていくしかない!」

四万十川ウルトラマラソンでも助けになった「ペーサー作戦」です。二人のストレスにならないように、30mくらい後を淡々とついて行きます。ペースはキロ6分45秒~7分。いい感じです。

気がつけば、ついに65km地点の「魔女の森」に着きました。
※写真がなくてすいません。。。

「魔女の森」は、サロマ湖ウルトラマラソンで唯一、木々が生い茂り日差しを遮ってくれる場所。走りやすくてペースが上がり「魔女の森を抜けた頃に気づくと体力が無くなっている」と言われる注意ポイントであり、ひと息つけるポイントでもあります。

が、

今回の大会は雨。気温10℃。生い茂った木々が、より一層暗さを増し、寒さを助長します。「これ以上涼しい感ださなくていいよー」と思いながら走ってました(笑)

魔女の森を抜けて少し走ると、有名な私設エイド「斉藤商店」にたどり着きました。

saroma_race_13なんとか頑張って撮った

私設エイドとは思えないほどの飲み物・食糧の充実。しかも、なんと、僕が欲しくてたまらなかった暖かいお茶がありました!

お茶を3杯くらい頂いて、なんとなく元気もでたので、気持ちも新たに走り出します。

69kmの関門をクリアしてからは、寒さに耐えながらひたすら走ることだけを考えてました。途中、車の水はねを思いっきりかぶってテンションがた落ちでしたが「なんとしてもあの場所までは!」という思いで突き進みます。

60km~80kmのタイム 2:45:04

80km~ゴール

80km地点で残り時間は3時間弱。キロ9分くらいで走っても間に合いそうなので、ここで初めて少しだけ余裕が生まれます。

ですが、脚はガタガタ、全身の疲労もあるし、なにより寒さがひどい。給水所でもコップを受け取る手がガタガタ震えて仕方ありませんでした。

そして80km地点からは、いよいよサロマ湖100kmウルトラマラソンのクライマックス「ワッカ原生花園」

一面の緑にオレンジ色のエゾスカシユリが映える、大会を象徴するコース・・・なのですが、今回は風が吹きすさぶ、細かい凹凸のあるコースで、ただひたすら前へ前へ、でした。

ワッカに入る前に補給したハニースティンガーもあまり効果がなく、果てしなく続くワッカの一本道をひたすら走る。

サロマ湖を眺める余裕も、オホーツク海を眺める余裕も、草木を楽しむ余裕も一切なく、ただただ目の前の道を眺めながら脚を動かします。

前半に給水所で休むクセがついていたので、ワッカに入ってからは「全ての給水所で休憩する→寒くなる」の繰り返しでした。サロマでは、ペースは遅くても休まずコツコツ走る重要性を学びました。

カラダの疲労度、脚の疲労度でいえば、四万十川ウルトラマラソンのときのほうがつらかったですが、今回は何しろ寒さが堪えました。

果てしなき道を延々と走り、いよいよワッカを抜けるとゴールまで残り2km。写真を撮りたかったけど、少しでも早く寒さをなんとかしたくてゴールを目指す。

ゴールの「北見市常呂町スポーツセンター」に戻ると、すぐにゴール地点が。

四万十川ウルトラマラソンでは、変なポーズになってしまったので、今回はゆっくり歩きながら普通にガッツポーズをしてゴール!

ゴールタイム 12:45:16

まあまあギリギリでしたが、焦ることなくゴールできた時点で大満足です。

サロマ湖100kmウルトラマラソンのゴール後

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ゴール後はメダルと荷物を受け取ってすぐに体育館へ。

とにかく寒さがひどかったので、カラダを拭いて着替えを済ませます。

脚のガタガタ具合は四万十川ウルトラマラソンのときよりマシでしたが、それでもヒョコヒョコとアヒルのような歩き方に。

完走報告メールをひと通り送って、外の飲食でサービス券を使って「カレーそば」を食べます。四万十川ウルトラマラソンのときは何も受け付けないような状態でしたが、今回はしっかり食べることができました。

18時前にゴールして、スタート地点へのバスの出発時刻が19時。少し急ぎ目でカレーそばを食べて、バスに乗り込みます。

20時過ぎ 湧別総合体育館 到着

20時過ぎに湧別総合体育館に到着。

ここからは運転を交代しながら、北見市のホテルを目指します。大会のコースを走るのですが、あれほど苦労して走った道のりを、車ならビューン!ですからね(笑)

21:30 北見市のホテル着

北見市の「ホテルパコジュニア北見」に到着して、22時から隣の「ヴィクトリアステーション」にて軽い打ち上げ。

さすがにガッツリは食べられないので、軽くおつまみ程度。

24:00 就寝

23時前にホテルに戻り、シャワーを浴びて片付けをして24時頃就寝。

四万十川ウルトラマラソンのときのような、寒気やダルさなどはなく、脚がガクガク以外は割りと正常です。

長い長い1日が終わりました。

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